【13位】僕だけがいない街

SF?×サスペンス×ミステリ
事件が起きると過去にタイムスリップされてしまう主人公(28)が、とある事件をきっかけに小学校時代にまで遡る。
主人公は、当時そこで起きていた連続女子児童殺害事件を防ぐべく、体は子供!頭脳は大人!で立ち向かう。
小学生が同級生の女の子を殺人犯から救うべく奔走し、塞ぎ気味だった女の子も次第に心を開いていく様が見ていていじらしい。

しかし犯人も知能犯であり、なかなか尻尾を掴ませない一進一退の攻防が見ていてハラハラさせてくれる。
ぶっちゃけ消去法で犯人は目星がつく。
けど作者もそれを織り込み済みなのか、犯人の意外性よりも、「こいつであって欲しくなかった…」と思わせることで衝撃度を稼いでる点が素晴らしいと思う。
そうなるように随所に工夫が散りばめられてるのも凄いけど、それを言ったらネタバレになるので自粛。
単行本派だけど、犯人判明のくだりを読んだ直後に、続きが読みた過ぎて夜中に本屋に走り出したほどです。

 

 

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