エンジニアの日常_7

寝れない。


慣れない人の家だからか、1組の布団に3人で寝て半身が床にはみ出してるせいか、それともスマブラの余韻と明日の楽しみのためか、とにかく寝れない。


布団の中で何時間も寝れなくて、焦り始めて、更に眠れなくなるパターン。


不意に、後輩の一人から、余りにもはっきりとした寝言が聞こえてきてビビる。更に目が覚める。


藁にも縋る思いで、羊を数え始める。


これがなかなか馬鹿にできないもので、528匹を数えたあたりでウトウトし始める。


それも束の間、鳴り始める目覚まし。


まずい、ほぼ寝てない。


仕方ないので無理矢理テンションを上げて朝支度を始める。


「朝からテンション高いですね」


おう。

 

 


まだ真っ暗な中、車に乗り込んで出発。


旅のお供に貰った「おかき」をつまみつつ、音楽かけてトークに華を咲かせながら走る。


途中、地平線を染める朝焼けが綺麗だったので、必死にスマホで撮ろうとするも、全てブレる。


そうこうしている内に、雪がちらつき始める。


周りがどんどん雪景色で覆われる。


一面銀世界になるころ、スキー場到着。


必需品はオールレンタルで、グローブやネックウォーマーは借りれず、購入する(なかなか高い…)。


装備を整えて、出陣。


8年経とうと、意外と覚えてるもので、スノボの装着もリフトの乗り降りも難なくクリア。


滑り始めも問題無し。


楽しい。


非常に楽しいけど、ゴーグル代をケチって裸眼で来たことを後悔。


雪と風が目に冷たすぎて、ほとんど開けてられない。


ほぼ前が見えない状態で滑り降りるのはなかなかにスリリングでした。


他面子も、マイウェアを持参してくるだけあって、みんな上手い。


下山したら、まずゴーグルを買いに行って、完璧と化す。


次はリフトに乗って山頂から上級者コース。


いつも思うけど、リフトから眺めるとそうでもないのに、いざ坂の上に立つと、凄まじい急こう配に見えるこの落差はなんなんだろう。


上級者コースにさすがにびびる。


しかし、ここを木の葉で降りてはチキンと呼ばれるのは避けられない。


存分にスピードを乗せつつターンを繰り返して滑り降りる。


こういう時、自分ではカッコ良く滑ってるつもりでも、動画で見返すと腰が引けてたりして残念なやつ。


雪にエッジが引っかかって派手に転倒。


割と痛い。


上級者コースがめちゃ楽しい。


やっぱりスピードとスリルと難易度が伴わないと、退屈してしまいます。


初心者コースに入ると退屈なので、ジャンプやら何やら、他のボーダーのトリックを真似てみる。


これはこれでなかなか難しくて、面白い。

 


コースを何往復もしてるうちに、あっという間にいい時間。


レンタル品を返して、車乗り込んで、道中にある温泉に寄っていく。


露天風呂から見える雪景色と、チラつく雪に風情があり、これまた最高に良いリフレッシュでした。


車内で眠らないよう、「ワードウルフ」なるフリートークゲームをスマホにインストールして始めるも、なかなか盛り上がる。


人狼」の亜種みたいなゲーム。


スマホ1台あればよく、どこでも出来て1ゲームがサクサク終わる上に、みんなで盛り上がれるし、頭も使う。良いゲームを教えてもらいました。

 

 


家について、倒れ込みたいのを最後に踏ん張って、犬の散歩。


今日は十分に動いたので、ランニングも筋トレもお休み。


プログラミングもお休み。


お休み。