Magic Party後記
OBOG達の文化祭、Magic Party。
10周年でもなんでもない時に、ただ純粋に楽しい事しようぜと立ち上がる、こういうイベントって好きです。
コンテンツは、ショーケースとワンズ。
観るには観るの、出るには出るの楽しみ方があるけれど、まぁまだ体も動くので、出る方を選ぶ。
ショーケースの方は、いつもの如く、誘われたら出るのスタンスで、とりあえずワンズにエントリー。
唯一特技であるアクロもフルに披露できないワンズに俺がエントリーするなんて、なかなか無謀かなと思ったけど、周りは当然出るものと思ってたらしい。
そんな風に思われてたとは知らなかった。
エントリーを決めてからは、日課の運動に、ワンズ練を取り入れる。
出るからには、見る方もやる方も、面白くなきゃ始まらない。
「どんなことしたら面白いかな~」
ってのを、今の自分の持ち技とクオリティと体力と、フリーロープという限られた条件と相談しながら考える。
思いついたけれど、繋げてみれば全然安定しなかったり、思ったほど面白くなかったりで、ボツにした流れもいくつか。
月並みな言葉ですが、記録より記憶に残りたい。
と言うより、記録に残っちゃ困る。
ただでさえフリーサークルで使える持ち技少ないのに、勝ち進んだら詰んでしまう。
そうこうしてる内に、ショーケースの方にもお誘いが。
DOUBLE EITGHで出ようと聞いて、テンションがハネ上がる。
OK以外の返事はあり得ない。
驚いたのが、チーム全員が快諾したこと。
仕事終わりに全員が必死に時間作って集まってするチーム練は楽しかったです。
「あぁ、現役ってこういうのだったなー」
と、強烈にノスタルジィを感じました。
インスパがよく通るのでびっくり。
何年経とうと、体が嫌と言う程覚えているものですね。
そんな貴重な練習時間を一回、縄忘れてガッツリ削っちゃったのは、ホントもう、ここ数年無いくらいの自己嫌悪に陥りました。あぁホントすみません。
当然、アクロは全有りです。絶対に1つも削りたくないです。
昔から、「会場狭いから」とか「地面滑りやすいから」とか「縄が安定しないから」とか「ちょっと痛めてるから」でアクロが削れるのが絶対に嫌で、クオリティより何より、安定度を最優先して、アホみたいに回数を重ねたものです。
ハイクオリティやカッコイイ技は年単位でやっても身につかない時はつかないけど、安定度だけは、回数さえ重ねれば誰でも確実に入手できるので。
(卒業後のアクロ練は完全に趣味なので、そんなに追い込んでないけど)
しかし、前夜に現役後輩達とオールアクロ練(6.5時間)明けのチーム練は、睡眠挟んだとは言え、流石に疲れました。
絶対無理だと思ったけど、案外いけるものですね。
アクロ全有りでノーミス出て、気持ちよく翌週の本番を迎える。
会場に早入りして、リハ。
このリハってのが、イベントーって感じがして、どんどんテンション上がる。
広さも十分。床の感じも素晴らしい。
満を持して、Magic Party開催!
オープニングのフリーサークルが始まるも、下谷さんに「途中で振るから入って」と言われ、何が来るかわからずとりあえず待機。
結局、何も振られずフリーサークルが終わる。無駄に緊張させられただけだった。
からの、いつ以来かの「何か凄い事起きないかな」が振られる。
おぉ、文化祭っぽい、懐かしい。
最近の後輩達が勤めるこの枠は、クオリティ高すぎてガチで凄いけど、初代(多分)の意地を見せたいところ。
もう散々見飽きたと思うけれど、やっぱこれっきゃないので、渾身のコークをお見舞いする。
音ハメを外す。
気を取り直してもう一回。
声援が色んな意味で胸に刺さるオープニングとなった。
歓談を交えつつ、さっそくワンズ一回戦。
ステージがどう使われるのかをよく見ておく。
観客にもよく見えるよう、斜めに使ってるので、縦幅が思ったよりもある。
これなら、カートフルを入れても良かったかもしれないけれど、後の祭り。
「ゆうたVSたすく」は、ゆうたに軍配が上がり、次の俺の相手に。
自分はシードなので、1回戦は比較的気楽に眺められる。
みんな、我こそはとエントリーするだけあって上手いっすねー。
自分の場違い感すら感じてしまう。
OBOGだけでなく、現役もエントリーしてるってところが熱い。
しかも、1年生までエントリーしてるところが激熱い。
更に、勝つと思われた現役上級生が敗れ、その1年生が、しかも久海ちゃんを破って勝ち上がるから、大番狂わせが過ぎて面白い。
続いてショーケース。
現役OBOG混合で、お洒落なチームからアクロ攻めなチームまで、この日のために思った以上にガッツリと作って来てくれて見応えある。
文化祭感がある。
そして、ワンズ二回戦。
いよいよ出番。
相手はゆうた。
とりあえず、スーサイド⇒跳ね起き⇒スタン宙⇒バッファの流れが出来てよかった。
完全にターナーを無視した構成で、2人には申し訳ないっす。
多分、フリーサークルでこんなことする奴はいないだろうと、縄を一本だけシャーしようとしたら、吉田がなかなか縄を離してくれなくて焦る。
本当はこの一本を使ってバタツイで自身を通すとかしたかったけど、安定せずボツにしたので、跳ぶフリをしてただ縄を戻すというネタ休憩ゾーンと化す。
きっとスベっていたことでしょう、本番最中は緊張と集中で周りの声はあまり聞こえない性質なので。
最後に、10周年で出来なかった携帯コークをやろうとしたけど、入りがグダグダになってしまって、技もグダってしまって、難着地の無様を晒したのが一番の無念。
まぁ、こんなものでしょう。機会があれば、この経験を活かしたいです。
ゆうたの場慣れ感と引き出しの多さは流石っすね。
フリーサークル大好きっ子。
そんなゆうたと、一回目の投票で引き分けられただけでも、予想外の善戦で嬉しいです。
バックでDOUBLE EIGHTのチームメイトが揃って応援してくれてたおかげですね、感謝です。
二回目の投票にて完敗。お見事でした。
メタルスライムTシャツを着た俺を倒したことで、確実にゆうたのレベルは上がったことでしょう。
出番を終えて安堵もつかの間、次はショーケース。
いつ振りかの、DOUBLE EIGHT。
会場に来てる中には、生で見るのは初めてで楽しみという後輩も多いとのことで、より一層気合が入る。
2010年DELIGHT版DOUBLE EIGHTからの導入という、さり気ないアレンジ。
からの、レディース&ジェントルメン。
いやー、もう、完全にスイッチが入りますね。
個人的山場はインスパ。
卒業後のこういったイベントでは、練習では通っても本番で通らないことが多かったけど、無事に通って一安心。
が、直後のワールド辺りでミスり。
バタツイは流れたけれど、仕方ない。
コークもキッチリキメて(ちょい着地乱れたけど)、全員で締め。
何度やってもいいもんですね。
今日の出番は終わったので、やっと飲める。
チーム全員で祝杯のビール。
ワンズも佳境。
ゆうとが決勝まで勝ち上がったのが、個人的に熱かった。
決勝相手の成ちゃんと延長戦にまでもつれ込んで、更に熱かった。
成ちゃん、優勝おめでとう。
最後は、いま最もホットなATLAS
今年は彼らに最高に沸かせてもらいました。
めっちゃエンターテイナーしてて、何度も見たくなる。
宴もたけなわですが、いよいよ、下谷さんの言葉で本日の締め。
が、ここで発表したいことがあるらしい。
まさかと思う。
俺が前に呼び出されて確信する。
マジか、マジかと焦る。
事前に話は聞いてたけど、まさか大取に持ってくるとは思わなかったので、つい流れたのかと思ってた。
腹をくくり、マイクを握る。
「彼女できました」
めちゃくちゃ沸く。
びっくりした。
なんでだ!
アラサーのプライベートなんてどうでもいいだろ!!
みんな良い奴らだな!!!
ありがとう!!!!
まさかの締めで、Magic Party終了。
最高に楽しかったです。
企画してくれた下谷さん、イベントを手伝ってくれた数々のメンバーのおかげです。
ありがとうございました!!!